2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 雨、逃げ出した後

雨の所為か、道がひどく混んでいて、バスの到着が遅れた。 研究室の書類はほぼ片付いたものの、本の多さに途方に呉れる。誰かにあげようにも、知った顔は誰一人として来ていない。どうしたものか。

 生きていてもいいですか

これから昼食をしたためて、大学院書庫に本を返却してこようと思います。これからのことについて、じっくり考えようと思います。 自力で良い結論を出して、再び此処に日記を書けるようになることを願っています。

 希望のない明日へ

大学院書庫から、延滞図書返却の督促メールが届いた。どうやら逃げてばかりも居られないらしい。以前の日記で書いた計画を遂行するかどうかの決断を迫られているのだ。 一つ言い訳をするならば、今弟が高校の中間試験の最中なので、出来れば刺激を与えたくな…

 心のかたち 人のかたち

文体は精神のもつ顔つきである。それは肉体に備わる顔つき以上に、間違いようのない確かなものである。 ショーペンハウアー『読書について』 岩波文庫 私が此のblogで用いる文体は、常体と敬体が入り混じったり、敬称を付けたり略したりと、兎角統一性がない…

 宿痾

何でも、聞くところによると、昨夏の猛暑の為に、秋なのに春の花が咲くという現象が頻発しているとの事。しかも、最悪なことに、それは杉の花も例外ではなかったのです。私はスギ花粉症を長年患っておりまして、したがって春という季節を四季の中で最も忌み…

 闇の奥

ここ2日間ひどく塞ぎ込んでしまって、医者どころか食事も余り満足に採れない状態。一方で治療の効果が出て来たのか、アルコールに対する餓え方がある程度落ち着いたような気がする。 そこで、塞ぎ込んだ気分に更に追い討ちをかけてみようと思い、先日録画し…

 今日のひとこと

「アル中はなあ、骨になって、灰になるまで、一生アル中のままなんや。」 by某医師

 おまえの敵はおまえだ

今日一日で、何もかもに疲れ果てたよ。

 せめて、人間らしく

病院にて。 名前を呼ばれたので点滴室に入ると、4つあるベッドの内三つが既に埋まっていた。1番奥に寝ているのは以前見た若い女で、隣が始めて見る初老の女。その隣が、見覚えのあるようなないような若い女だった。私はその女の隣のベッドに寝かされ、しばし…

 八百万の死にざま

昨晩は1時ごろ床についたのだが、3時ごろまで眠れずに寝返りを打っていて、いい加減苛立ってきたのでワイパックスを舌下投与したらなんとか落ちついてきて4時前に就寝。(↑なんて単純な私。不眠症の人が聞いたら怒りそうだ。) 0725に起床。「トロと旅する」…

 ひとときのやすらぎ

高校時代の友人T氏と出かけてきました。普段なら待ち合わせの喫茶店でビールを飲むのですが、今日はそういう訳にはいかず、コーヒーと細巻き(コイーバ・クラブ)で過ごしました。 京都の八幡にある、岩清水八幡宮に行こうという事になり、それなりに自然を…

 脳内BGM

加藤登紀子 『風に吹かれていたら』 風に吹かれていたら 何も言えなくなって 一日中じっと 座っていた 風に吹かれていたら とてもさみしくなって 誰もいないところへ 行ってしまいたくなった 風に吹かれていたら 死んでしまったひとの 口笛がすぐそこに 聞こ…

 辞世ノ歌

埋もれ木の/花咲く事も/なかりしに/身のなる果ぞ/悲しかりける 源頼政

 空白の25年

Web

プロフィールに年譜を追加しました。↑上の「ごとう」からリンクしています。

 プレッシャー

明日は高校時代の友人T氏と遊びに出かける約束をした。アルコール依存の治療を開始してより初めての遊興である。 T氏は先から酒を飲まぬ性質であるゆえ、恐らく私も誘惑されて飲むというような事は無いと思う。 しかし、それよりも心配なのは、外出できるか…

 ネットで見つけたひとこと

「探して見つかる自分なんて欲しくない。」 Web冷え汁

 一度言ってみたい台詞

もう、なんか、隔靴掻痒だね。

 命の選択を

自尽に向けた計画を立ててみる。私にとっての世界が終わる日。 連休が明けたら大学院の書庫も開くので、その日がいい。借りている本を全て返すのだ。そして研究室の私の机を整理する。書類は全て廃棄し、本は欲しがる人があれば譲り、あとは研究室の共用書棚…

 脳内BGM

岡崎律子さんの『約束』が頭の中で流れっぱなしです。

 狂ひ凧

今日、遺書を書いた。対人恐怖や不安感は増すばかり。

 治療の価値は

酒がない――私が女よりも愛した酒が、私の人生の一部分をはっきりと形作っていたあの酒が――。もう、二度とは飲めなくなってしまったのだ。 何が、治療だ。治療を進めれば進めるだけ、酒から遠ざかれば遠ざかっただけ、私の人生はより苦しいものに、惨めなもの…

 風にふかれていたら

駅で電車を待つ間、あるいは電車に乗って揺られている間にふと思う。行くあても定めずに電車に乗り、遠いところへ行ってしまいたい、と。どこか見知らぬ田舎町に下車して、宿をとり、浴びるように人生最後の酒を飲む。いい加減酔っ払ったら、部屋の鴨居に浴…

 脳内BGM

中島みゆき『エレーン』

 洗脳日記IV

今日は午後の診療であった為、かろうじて受診。血液検査の結果が出、肝臓の数値に異常が無かったことから、点滴液の内容が若干変わる旨伝えられる。

 雨が空を捨てる日は

■今朝は余りに鬱病による落ち込みが烈しくて、病院はおろか、床から1歩も抜け出せなかった。あるいはこの落ちこみは、断酒から来る退薬症状(禁断症状)なのかもしれない。夢うつつのなかで、死ぬことばかり考えていた。 ■昼過ぎ、ゼミの友人からメールが来…

 あの日はかえらない

■部屋にあった全ての酒を処分した。机の引出しも、本棚の裏も、隠してあった全ての酒を探し出して。自分でもその存在を忘れていたものが何本か出てきて驚いた。これらすべてが、もう、私の人生には必要の無い物になったのだ。■その全て(大半は中身が半分以…

 洗脳日記III

■今日は小1時間ほど待たされただけで、すんなりと診察を受けることが出来た。そして3回目の洗脳。いつも点滴室は私ひとりなのだが、今日は隣のベッドに若い夫婦がいた。女の方がアル中患者らしく、夫が見守る横で点滴を受けながら医者に何事かを問い掛けて…

 勝ち目などないのに

今、まさにアルコールの退薬症状が1つのピークを迎えようとしています。激しい苛立ちと焦燥感。そして不安感。気分は酷く落ちこみ、手のひらに薄く汗をかいている。 夕方頃からずっと、死のうか死ぬまいかの自問自答に悶えており。頭の中ではずっと鬼束ちひ…

 懐かしのメロディ

マンションの近くのどこかからトロンボーンの音が聞こえてくる。愛するものをなくした喪失感や断酒の禁断症状から来る苛立ちでささくれ立った心に、昔を懐かしむ心や寂寥感が綯交ぜになって内向きに折れ込んで来る。

 洗脳日記II

今日は3時間以上待たされてクタクタだ。医師によると点滴液の内容は、増血剤をベースに不活化剤、ヴィタミン等を配合したものだそうで、アル中の脳から「毒気」を抜くものだという。 今日は点滴後とくに不快感などはなかった。