アメリカが戦争をするきっかけとして、よく船が沈められる

wikipedia-米西戦争

 →アメリカの戦艦メイン号が爆発、沈没。 →スペインによる仕業として開戦のきっかけに。

wikipedia-第一次世界大戦(アメリカの参戦)

 →ドイツによる無制限潜水艦作戦によりアメリカの商船が撃沈 →第一次世界大戦へのアメリカ参戦のきっかけの一つに。

wikipedeia- 真珠湾攻撃陰謀説

 → アメリカは日本海軍による真珠湾攻撃を事前に知りながら、開戦のきっかけとするために敢えてやらせた?

wikipedia- トンキン湾事件(ベトナム戦争へのアメリカの本格介入開始)

 →アメリカの駆逐艦北ベトナム魚雷艇から攻撃を受ける。(後にアメリカ側が故意に仕組んだものと判明) →ベトナム戦争へのアメリカの本格的軍事介入の開始。


韓国の哨戒艦 天安 沈没の原因は北朝鮮の魚雷によるものと判明


・10隻の中国艦隊が沖縄と宮古島のあいだを通過し、東シナ海に抜けた。中国海軍の沖縄通過は何を意味するのか?
 引用元:リアリズムと防衛を学ぶ


普天間問題でゴタゴタしている間に中国がなんかデカいことをやらかそうとするなら、アメリカはいつだって第二次朝鮮戦争に参戦する用意があるぞ、というメッセージ?


・今のところ中国と国境を接している国に米軍基地はない。アフガンは一応、国境を接しているけれど、中国の大都市からは遙かに遠い上、険しい山地を越えなくてはならない。海を隔てて接する国なら、日本、フィリピンに駐留米軍がいる。が、そこから中国までの間に横たわる海で米軍を阻止するべく、中国は外洋海軍の建設に邁進しているのが現状。

・第二次朝鮮戦争なんかが起こってしまえば、今の北朝鮮はやがて韓国になり、そこに米軍が居座り続ければ中国は陸上で米軍と対峙しなければならなくなる。北朝鮮と接する中国の東北部はもとから朝鮮族が多く住んでいる。漢族中心の中国社会であまり良い思いをしてきていないこともあり、場合によってはその地域がアメリカを後ろ盾に自治の要求をするなど不安定化するおそれもある。それは中国にとって、わりと頭の痛い問題になると思う。 加えて、陸上でアメリカ・韓国と対峙するとなれば、中国はアメリカに対する軍事戦略を大幅に練りなさなくてはならなくなる。それも痛かろう。

・韓国の軍艦が一隻沈んだだけで、場合によってはここまで事態が悪化するかもしれない。冒頭にあげたアメリカの戦争の歴史が頭をよぎって、そういう思いを強くする人間もいるだろう。

・もちろん現時点では誰も朝鮮半島での戦争なんて望んでいないだろう。中国は少なくともあと5年は待って欲しいと思っているはず。そういった中で上記のような想定をステークホルダーのうちの幾人かがすれば、どの国も軽はずみな行動は起こさないだろうし、軽挙を諫める動きの方が勝つだろう。 仮に今回の天安撃沈が、押さえの利かなくなった朝鮮人民軍の一部による暴走であったとしても、結果は同じこと。北朝鮮の上層部はもとより、韓国、中国も裏では必死で戦争回避に向けて動いているんだと思う。




・注記:このエントリは、「ステークホルダー」という単語を使いたくてしょうがなかったので書いただけです。