知らん間に広告が出るようになっててびびった

 お久しぶりです。気づけば一年以上、ブログをほったらかしにしてました。アルコールはきっちりやめっぱなしですが、煙草の類はやめたり再開したりの繰り返しですね。筋トレもやめたり再開したり…… 飽きっぽいんですよ。

 さて、久々の更新ですが、とくに書くこともないので音楽の話など。いずれ、はてなの市民権を取り返しますよ。


 最近の私が好きな楽器の音色は、クルムホルン(Crumhorn)の音色で。大体こんな感じの音です。

(※注意 音が出ます)

 ウィキペディアによると(Wikipedia - クルムホルン)、これは中世からルネサンス期に、主にヨーロッパで用いられた、ダブルリードを持つ木管楽器とのこと。
 初めて音を聞いたとき、この草笛に毛の生えたような何とも間の抜けた音にビックリしたものです。が、この妙に愛嬌のある音色に魅せられちゃったのです。
 音の雰囲気としては、初期のパイプオルガンであるレガールにかなり似たものがあります。(リーガルとも。Wikipedia - Regal (instrument) ページ下の方で音を試聴できるリンクがあります。)
 
 
 ここ1年くらい中世ヨーロッパの音楽にはまっています。もともとルネサンス期の宗教音楽が好きだったんですが、YOUTUBEでそういった時代(17世紀から15世紀)の音楽を探して聴いているうちに、どんどん時代をさかのぼってしまい、十字軍の時代くらいでようやくストップがかかって落ち着いたところ。大体12世紀くらいかな。日本では鎌倉幕府開闢の頃ですが、その頃の日本音楽なんかも聴いてみたいところですね。
 
 
 同時代の楽器で、ショーム(Shawm - ウィキペディア)という楽器もあって、これも結構好きです。クルムホルンと同じくダブルリードの楽器で、十字軍がアラブ世界から持ち帰ってヨーロッパで広まったそう。蛇遣いなんかがいかにも使ってそうな音色を持ってます。この楽器はヨーロッパで、最終的にオーボエへと進化を遂げ、現在に残ります。
 ショームが西の方へ伝わるにつれ、名前がショーム→シャルマイ→チャラメッラとなり、ポルトガルから日本へ伝わってチャルメラになったそうで、シルクロードとは全く逆の道筋をたどって、中央アジアから日本へ文化が伝わってきていたというのが何とも感慨深いです。
(追記:どうやら日本のチャルメラは中国から伝わったものらしく、それをポルトガル人がチャラメラと呼称したことからそう呼ばれるようになったとのこと。思い違いでした。てへぺろ。)
 

今は亡きデイヴィッド・マンロウによる、中世の楽器を紹介する動画。 

(冒頭〜2:00までがショームの演奏、3:05〜4:20がレガールの演奏、6:20〜8:30がクルムホルンの合奏となってます。)


 最近はこんな音楽を聴きつつ、まあ何とかやってますよ、というのが今日のエントリです。
 私が、この世でもっとも美しい音を出す楽器だと思っているヴィオラ・ダ・ガンバのお話もしたかったのですが、長くなってもあれなので、その辺はまた次回。お後が宜しいようで……