八百万の死にざま

 昨晩は1時ごろ床についたのだが、3時ごろまで眠れずに寝返りを打っていて、いい加減苛立ってきたのでワイパックス舌下投与したらなんとか落ちついてきて4時前に就寝。(↑なんて単純な私。不眠症の人が聞いたら怒りそうだ。)
 0725に起床。「トロと旅する」を観てひとりニヤニヤ。シャコが好物なんだよねぇ、トロは。少し和む。
 さあ、朝餐もしたためたし、これから着替えて、上厠して、医者に行かねば。今日で薬がなくなるから。あの長い待ち時間と、それを過ごさねばならない待合室の沈み澱んだ空気を想像しただけで、今日一日を過ごさねばならないことを次第に負担に感じ始める。夜になって眠るまでの行程を物憂く想像して、うんざりし始めるのだ。
 点滴治療を受けながら、いつも思う。この世には幾らでも、それこそ八百万の死に様があるでは無いか。何故、アル中で死んではいけないのか。たとえ我慢に我慢を重ねて何年も断酒したところで、ある日突然、暴走車にはねられることだってあり得るのだ。そう考えるだけで今続けている治療や、もろもろの我慢といったものが、甚だ無益なものに思えてくる。自分自身への幻滅と腹立たしさが募ってくる。