心理検査所見

検査日:May.14th.2005
実施検査:TEG バウムテスト ロールシャッハテスト

 理論的・抽象的なものの捉え方をし、自我機能はある程度保たれているが、自己の内面を直視し表現するエネルギーが乏しい状態である可能性が示唆される。

 外的刺激に対して情緒が過敏に反応し、情緒や衝動の統制困難が伺える。また自分の欲求や意見を表明できず、言われたことに従ってしまう性格傾向があるため、葛藤を内に抱え込みやすいと思われる。内に抱えた葛藤の処理がうまく行われない場合、抑うつ的となったり、ときに衝動的な行動に繋がったりする可能性を示唆している。

 また、慎重さ、臆病さ、不安感が強く、母性的なものへの愛情欲求が高い。

 夢想的で、「自分を認めて欲しい」という欲求は強いが、自主性に乏しく、集団の中での自己価値観が低いため、人を避けたり被害的になったりする可能性、また、社会的な逸脱の傾向が示唆される。

・半年も前の所見であるにも関わらず、私は何ら変わるところ無く現在に至る。何事をも為すこと能わず無為徒食して徒に存えたというのか。遺憾の念此処に表するも快からず。