相対主義

◆ご無沙汰いたしております、ごとうです。

◆ここ半月ほどブログをサボっている間に、いろいろとネタになりそうな出来事はあったのですが、なかなか書けませんで。んで、今日はそうしたエピソードのひとつをご紹介いたしたく存じます。


◆うちの相方を連れて実家に帰ったときの話。色々と会話をしているうちに、話は私の幼稚園時代のエピソードに移ってゆきました。

◆私が通っていたのは私立の幼稚園だったのですが、それは別に親が教育熱心だった訳でも何でもなく、単純に近所の友達がそこへ行くから私も行きたいと言い出してそうなっただけでして。それゆえ、非常に密度の濃い私立独特の教育カリキュラムに馴染めないこともしばしばだったようです。

◆たとえば入園初年度から文字の学習(ひらがな)が始まり、年長組に入ると、初歩の算数や漢かな交じりの日本語(名前を書ける程度)といった程度の初等教育が実施されます。今からみれば「何もそこまで」と思うのですが、当時の私自身もいろいろと反発するところはあったようで。私が、字が汚くて数字が苦手であるというパーソナリティーを身につけたのはこの頃だと思うのです。

◆そして宿題も連日課され、夏休みに至っては小学生並みのものもありました。そのひとつが、「アサガオのかんさつ」でした。絵日記形式で、絵の下に2〜3行のコメントを入れるというものです。

◆そのとき私は、よほど遊びたかったのでしょう。ろくに実物も見ずに、下のような絵を描いたそうです。
想像図


◆これはあくまで想像でして、さっき私が書いたのですが、きっとこんな感じだったのでしょう。あまりの適当さに母子ともに呼びつけられました。

◆そして先生はこういったそうです。「本当のアサガオはこんなじゃないでしょ〜? 葉っぱも形が違うよ? よくみてごらん?」

◆そう言われたときに私はこう答えたそうです。


 「僕にはこう見えるんです!」 と。


◆あまりのことに先生もたじろぎ、「そ……、そう。」と言うしかなかったとか。結局それ以上何も言われることはなかったそうですが、その子供のなれのはてがこんな人間なのですから、いやはや、子供を付け上がらせてはいけませんねえ……