引き出しの裏から何かを見つける

・AAのある仲間と話すうち、今まで開けようと思っても開けることの出来なかった心の奥の引き出しを図らずも開けることとなった。

・今までに2度、AAのミーティングで話そうとしたけれど結局話せなかった中学時代の話。どうしても話せなかったのだ。思い出して整理しようとするたびに心身が激しくそれを拒絶してしまう。吐き気や震えを伴うほどに。

・それを今日、ようやく言葉にして外に出すことが出来た。仲間は泣きながら話を聞いてくれた。

・フラッシュバックすら起こさないほどに心の奥底に封じ込めてしまった忌まわしい記憶。けれどステップ4の棚卸しにはどうしても欠くことのできない重要なファクター。

・ここから先はされたことを思い出しただけ列挙します。読むと精神的にダメージを受ける可能性が高いので、読まれる方は十分に気をつけてください。
 


・苛烈ないじめ。ものはなくなる/盗られる/壊される、突き飛ばされる、頬を張られる、殴られる、蹴られる、髪を掴んで切られたこともあった。切り出しナイフを突きつけられたこともあったし、行事や朝礼で整列するたびに後ろから加えられる攻撃。授業中もやむことのない陰湿きわまるちょっかい。陰口、仲間はずれ、裏切。机にマジックで悪口雑言を書き連ねられたこともある。制服を黒板消しではたかれて汚された。美術の写生をことあるごとに邪魔されていつも居残りで製作するハメになったこと。

・そしてなにより、そういったことを教師にも、家族にも打ち明けられなかったこと。

・自分の人間としての尊厳をすべて剥奪された2年ちょっと。その間、プライドを捨てなければ生きられなかった。不当に扱われているという思いを抱けば精神的に耐えられなかったからだろうか、自己評価を最低にまで落とさなければ生きていけなかった。常に後ろに気を配っていないと落ち着けなくなった。常に心のどこかに不安を抱えるようになってしまった。

・現在の私の「心のとらわれ」の原点が、ここに起因しているようだと気付かされた。

・引き出しの奥に仕舞い込んでいた重いものがあふれ出てきて、精神的にぶれだした。危ないので明日のミーティングに参加して、少しでも荷おろしをしよう。