バブル精神

・5月10日のオフ会(以下、巨頭会談)以降、ずっとテンションの高い状態が続いている。良く言えば、元気です。行動に移す気力が出てくるのです。

・けれど、それは、巨頭会談が成功裡に終わったという喜びの余韻と、処方薬、そしてAAの集会をはじめとした数々のイベントが、綱渡りのように危ういところでバランスをとりながら組み合わさってきた結果に過ぎない。

・一見元気になったように見えるけれども、それは何の実体も伴っていない、危ういところでバランスを保つ見せ掛けだけの元気さに過ぎない。いずれかならずうつ状態に引き戻されるときが来る。実体経済の成長を伴わない好景気=バブルがはじけるように。

・しかもその危うい元気さ/ハイテンションは、そういった調子の良い状態に慣れていない私をある種有頂天にする。他人に対する気遣いが出来なくなる。気がまわらなくなる。独善的な幸福感に酔いしれた状態。とても危険だと思う。

・『リビング・ソーバー』を持っているものはその目次を見てみると良い。「有頂天にご用心」。アル中の人間にありがちな精神構造なのかもしれないけれど、ちょっと良いことがあるとすぐに浮かれてしまう。そして何かをきっかけにしてまた落ち込む。浮かれていたときの多幸感を取り戻したくなって、酒瓶に手を伸ばす。そうなるのが一番怖い。

・これまでは別に死ぬなら死ぬでかまわないと思っていたけれど、今は、そうは思えない。生きたい。生きることもまんざらではない、そう思えるようになった。それだけは、その感覚だけは失いたくない。