インフルエンザ対策あれこれ

◆昨日病院に花粉症の薬をもらいに入った際に、お医者さん(総合病院の内科医)にインフルエンザ対策について聞いてみたメモ。

1、マスクでの予防は有効

・ウィルスは普通、単体で長時間浮遊することはなく、くしゃみや咳の飛沫、ホコリ等にくっついて浮遊するので、N95やDS2といった厳格な規格を通ったマスクでなくても、十分に堰き止められる。

・ウィルス数十個といった単位で感染・発症に至ることはなく、数万といった単位で粘膜に付着して初めて感染するので、吸い込む数を減らすという意味だけでも十分に有効といえる。


2、基本はうがい、手洗い

・うがいの効果については医者や研究者の間でも意見が分かれている。話を聞いた先生はうがいに効果があると見る派。

・うがいは水道水で十分。 イソジンのようなうがい薬を使う場合は、使った後にもう一度水でうがいをして、薬液が体内に残らないように気をつけること。 冬場は喉を守るために、冷たすぎる水を避けたほうが良い。

・鼻も洗う。鼻の中まで洗浄する感じで。花粉症対策用の鼻腔内洗浄スプレーでも良い。 鼻の奥、喉と鼻の間の所までやるのは良くない。耳に水が入る恐れがある。


3、感染は粘膜から

・粘膜は喉、鼻だけでなく、目も含まれる。 きれいに洗ったりアルコールで消毒した手でなければ、目をこすったりしてはいけない。

・金属やプラスチックの表面では12時間以上ウィルスが生存することがあるので、不特定多数が触れる物を触った手で物を食べたり目をこすったりするのが一番良くない。手洗いが大切。

・トイレでは用を足す前に手を洗う。粘膜は鼻や口だけではないのである。 用を足したあとももちろん、手洗い。

・外出から帰宅したら、メガネも洗う。ホコリがレンズに付着しているから。水で洗って、ティッシュでやさしく拭くよろし。


◆あくまで今日かかった内科医の見解です。

◆ウィルスは濾過性病原体なんだからマスクなんか意味がない、とか、空気感染するから手洗いやうがいも意味がない、等いろんな意見を聞きます。

◆大事なのは、罹ってしまったときに「アレをやっておけば良かった」という後悔の念を抱かないように、「あれだけ対策しても罹ってしまったんならしょうがないよな」という境地になることを目指すことなんじゃないですかね。 地震対策みたいな。