今日は包丁を研ぎました。

ダガーナイフを全面規制にするという話。刃物業界からの提案でもあるという。あれは「殺傷」ための道具であって、例えば狩猟のときに獲物にとどめをさすために使われるもの。一般人が持っていても使いようがないものなので、規制されて困る人はそんなにいないかな、と思う。猟銃程度に規制しても大丈夫だろうし、大型のファイティングナイフが規制される日もいずれ来るだろう。


◆今回の事案で使用された殺傷力の高い道具に「自動車」があるのだけれど、これに関しては特に規制されないようだ。*1何年か前にも商店街のアーケードに殺人目的で車を突入させて何人も殺傷した事件もあったのだけれど。飲酒運転で家族を殺傷した事件もあったし、毎年数千人も自動車で死んでいるのに野放しなのが不思議で仕様がない。ダガーナイフで年間何人くらい死んでいるのだろう。*2

 自動車の運転・所持を猟銃並みに規制すれば地球温暖化対策にもなって一石二鳥なのでは?というのはもちろん冗談。


◆まあ、何かあればその度にいろいろと規制がなされてゆくだろう。最終的に「人間」が規制されるかもしれない。為政者の考えに沿わない人間、反抗者が。かつてのナチスや今の中国・北朝鮮のように不穏分子が規制されて、国内に為政者のための平穏がもたらされる日が来るのかもしれない。


◆本エントリには、巧みに結論を誘導すべく様々なレトリックが用いられているので真剣に読まれないほうがよろしいということを付言いたします。

*1:しかも今回の犯人は犯行の数日前までその自動車を作っていた。ナイフ製作者がナイフで殺人をしたらどういう感情がもたれるのだろうか。彼が自動車を「武器」として考えながら造っていなかったと誰が証明できるだろう。

*2:もちろん数の問題ではないのだろう。必要のない危険物はなくすべき。ただ、少なくとも統計学的には、日本ではナイフより自動車で殺される確率のほうが高い、という話。