ちょっと休憩

修士論文、ようやく30%。

森博嗣のブログに、キリは悪いほど良いという記事が以前ありまして、

幾度か書いていることで、「キリの悪いやめ方を心がける」というのがある。……明日のために残しておくのだ。キリの悪いやめ方をすると、次の日にすぐに仕事が始められ、仕事を始めることで、自然に躰も頭も暖まる(暖気運転になる)。小説であれば、さあここから書きやすい部分だ、という調子の良いところで中断する。すると次回はすぐに書きだせる。こうして、次の分を書かずに残しておくことが、つまり「貯金」になる。

 とかかれており、なるほど、そういえばそんな気もするなあ、と思い、現在修論で実施しているのであります。そうするとずいぶん具合がよいのです。

■あと、私の場合、コントロール障害があるので、熱中するとくたくたになるまでやってしまい、次に作業を開始するときにやる気がおきない、なんてことになるので、一日の作業の中でも無理やり休憩を入れます。タバコを吸うと脳内の酸素が減って作業効率をいやでも落とせるので、すごろく等の「一回休み」のように強制的に休めて便利です。休み休みのほうがかえって長続きするんです。



■ところで森氏のブログでこんな記事があって、大変に身につまされたこともあります。
本当に考えたの?

 「考える」という言葉を非常に安易に使っている人が多いと思う。学生に「考えてきたか?」と尋ねると、「考えましたが、ちょっと良い案を思いつかなくて」と言う。「じゃあ、悪い案を幾つか見せなさい」と言うと、きょとんとした顔で、「いえ、悪い案も思いついていません」と言う。「考えましたが、まだ、ちょっとまとまらなくて」と言うから、「では、まとまらないものを見せて下さい」と言っても、たいてい見せてもらえない。
 こういうのは、僕の場合「考えた」とはいわないのである。

■悩む→解決策を考える→策を実行する、もしくは、その具体策に今タッチできないならそれ以上考えない

 という悩み方に変えたことで、何かあってもクヨクヨする割合がぐっと減った気がします。森氏の言いたかったことの本質からずれますが、楽しく生きるためのスキルのひとつなのかもしれません。