ネコが私を追ってくる

◆先日、うちの相方がヤフオクでこんなものを見つけて入手してくれました。
トロのルームランプ

 私が愛してやまない「どこでもいっしょ」というビデオゲームのキャラクター、井上トロです。街灯に模したルームランプで、クレーンゲームの景品(プライズ品)として製造されたものです。


 私は宝くじを含む賭け事一切をやらないのですが、リターン率が低いという理由からクレーンゲームもほとんどやりません(ハズレでも何かしら物が手に入るガチャガチャならたまにやりますが)。ですから上記のものも存在すら知ることなく、知っていたとしても手に入るはずはなかったんですが、いやはや、良い時代になりました。

 早速電池を入れてスイッチオン! ・・・・・・点かないや。こんなときに、かつて陸自でヘリを分解していた経験を持つ相方は心強いです。スイッチの配線を直してくれ、色々いじってくれた結果、電球の封入ガスが抜けているに違いないという結論に。さっそく百均で買った懐中電灯を分解、電球を差し替えると、見事点灯。やたー!



◆早速部屋を暗くして(うちは遮光カーテンなのです)、つけてみましょう。

待〜てぇ〜


 ・・・・・・あれれ? なんだか怖いなあ。片方の妙につり上がった眉が陰になってコワイです。鬼気迫る表情で追ってくる感じ。

 それにしてもこの構図はどこかで見た気がします。最近読んだ漫画の中で・・・・・・
 


 ・・・・・・あった。
 
人食い鬼

 (引用:今市子 「人喰いの庭」 『百鬼夜行抄』第一巻 朝日ソノラマコミック文庫 2000年、p322)


 なんだか街灯の向きから走ってこちらに向かってくる様まで、構図がぴたりと一致していて不気味であります。

 実際のところ、歩行者が左側通行であるという交通ルールが無意識のレベルまで内面化されているために、こうして絵に書いたり作品を作る際にそれが反映されてしまった、というのが本当のところなのかもしれませんが。

 まさかトロのグッズでこんな恐怖体験をするなんて・・・・・・