いずれにせよ君がいなければ、どうなろうと意味がないってことだ。

・カウンセリング。最終解決までには時間がかかるだろうと言われ、焦らないで、と忠告される。

・自分がなぜアルコール依存症になるまでに酒を飲まなければならなかったのか、そうまでしなければ生きられなかったほどの絶望的な生死観、未来に対する絶望。そういったものに対して何らかの処方箋が出たり、具体的な解決策が”ポン”とあらわれたりする訳ではなくて、カウンセリングを続けていくうちに、気が付くと自然に生きることに負担を感じなくなっている、そうなるのが目標であり理想である、といったことを言われる。

・ほっとすると同時に、疲れもする。でもやらなきゃいけない。AAのステップ4を、自分自身の棚卸しをする上で役に立つからだ。私の場合は不可欠だと言っても良い。

・楽になりたい。でも、楽になってどうしようというのか。一体何のためのステップで、何のための断酒なのか。生きる気力や目的がなければ何の意味もないのではないか。

・そういった考えが堂々巡りしてしまうその状態から脱することが、一見二律背反のように見えるけれど、重要なんだ、と言った話をした。