間主観性

・大学院の同期生とほぼ1年振りに会合を持ちました。彼女(以下、鮎川さん(仮)と記す)とは既に修士課程を修了しているのでもう学校で相見えることもなく、本当に久々の再会でした。

・一年の月日が鮎川さんをどう変えたのか見てみたかったのですが、まるで数日前に会ったばかりのようにほとんど変わらない鮎川さんがそこにいて、「本当に質の良いものは変わらないのかなあ」と思いました。金とかプラチナとか。

・それにひきかえ。私は変わってしまった。体型が元に戻ったのは良い変化。酒を断ったのも良い変化。だけど心は空っぽのままで。人には見せないようにしているけれども腹に一物ある厭味で冷酷な部分を持ってしまいました。

・その鮎川さんに、カウンセリングにおける心理テストの結果を見せると、「確かにごとうさんが『自分の欲求や意見を表面でき』ないってところは当たっているよね」とのたまわれました。

・自分では自己表現の力には少々自信があるくらいに思っていただけに、クリティカルヒットしました。いわく、「あまりごとうさん自身について自ら語らない」というところは昔からそうだったそうで。自分で自分を客観視することがどれだけむずかしいか思い知らされました。