本当にメモです

 ……時として、予感がわれわれにさせる行為を、われわれは誤って解釈することがある。……(中略)……

 死期の近づいた自堕落な人間が、自分ではそうと気づかず、急に身の回りを片づけはじめる。彼の生活は一変する。書類を整理する。朝は早く起き、夜も早くから寝る。悪いことをしなくなる。まわりの人々はそれを喜ぶ。だから、それだけに、彼の残酷な死は一層不当に思われる。《彼はこれから幸福に生きようとしていたのに》



  レイモン・ラディゲ/新庄嘉章訳 『肉体の悪魔』 新潮社


 どんなに堅実に人生を築き上げようとしたところで、運命のいたずらによって、全ては一瞬にして破壊されるのだ。



  大藪春彦 『傭兵たちの挽歌』前編 角川書店


 明日死ぬと思って生きよ。
  永遠に生きると思って学べ



  どっかの哲学者。誰か教えてください。