心の根っこ

・私の心は「絶対的な保護者」を求めつづけている。常に、「揺ぎ無い何か」に庇護されることを欲して、しかしそんなものは現実には存在しないから、常に不安でいっぱいなのだ。

・小中学校で、常に教師とズルズルベッタリで、優等生を演じ、学校という限られた空間の中での権力者である教師に庇護されることで平安を手にしてきた私。

・反抗期を持たず、常に上位権力者に保護されつづける立場に安住してしまい、独力で立つ、自立するという当然育って然るべき心の成長を持たなかった私。

・直接的な、目に見える形での庇護の下になければ不安を感じてしまう私。

・ひとりでは何も出来ないくせに対人関係の構築能力が余りにお粗末で友人がほとんどいない。だから常に何処かひねくれた孤独感と未成熟な対人関係の処理技術しか持ちえない私。

・普通、成長と共に自然と学び取るはずのものを、どこかしら欠落したり見落としたりして未成熟なまま来てしまった。

・庇護されていなければ何か悪いことが起こってしまうのではないかと、常に不安を抱えつづける。ものの本によればそれは潜在的な自殺願望の顕れで、自分の期待を満たすことが出来ないために持つようになった、人生を憎む態度から来ているという。

・何か、もっと深いところに根っこがあって、そこから枝分かれして色々な欠陥を生み出している様に思えてならない。アル中もその枝のひとつにしか過ぎなくて、それだけを摘み取っても、根っこが残っている限り、必ずまた別の枝が出てくるはずだ。