手垢の付いた言い回し

「自分を好きになった方がいい
      長く付き合うんだから」


  映画『底抜け大学教授』 (62年 米)より


 半月振りくらいに葉巻を吸って心地好い気持なので、たまにはこんなことも良いかと書いてみました。

 実は今日、医者で自傷行為の傷跡と傷当てが見つかり、仕方なしに色々と経緯を話しました。絶対止められるだろうな、と思っていました。少なくとも怒られるだろうな、と。

 ところが全然そんなことないんですよね。「折角ここまで苦労してお酒をやめつづけて居られるんですから。そんな頑張っているご自分を責めたり、傷つけたりしないで、誉めてあげていいと思いますよ。」と。「何とかしてお酒をやめて、善く生きようとされてるんですから。ご自分をもっともっと誉めて差し上げてくださいよ。」

 確かに言われてみれば、別に誰かに褒めてもらいたくて酒をやめてる訳じゃあないからねえ。自分で褒めてやらなきゃ、誰が褒めるっつーハナシだわな。酒は飲まないより、多く飲めれば飲めるだけ誉められるってェのがフツウだもんな。そこを敢えて自分の身体の為に止めているんだから、それで自分を責めたり、傷つけてはいけないわな。


 まあ、今はこうやって、葉巻の酔い心地にまかせて書いてるから、こんな前向きだけれども。自己嫌悪同盟会(仮)の会員にあるまじき言動だ。でも、夜んなってまた気分が落ちこんだら、切っちゃうんだろうなあ。何とか止めないとなあ。どうしたもんかなあ。