愛しさと切なさと心強さと

・いやあ、昨晩、木村佳乃さんの特番を、脳から変な分泌物を垂れ流しながら観てたんですけどね。見惚れ過ぎて内容を把握できないまま終わってしまったので、録画したヤツをもう一度観直して居たんですよ。ニヤニヤしながら。>我ながらほんとキモイなあ。

・そんな美しい木村さんなんですが、番組中、とりわけ美しい表情をみせてくれたのが、終盤近く、舞台袖で出番を待っているシーンでした。(私はそう思いました)


・舞台袖で、出番を待っているときの人間の表情ほど、美しい、いや、正確に言うと凛凛しいものはないと思っています。私は中学高校と吹奏楽をやっていたので、舞台袖の人間の表情は幾度も見てきましたが、本当に、凛凛しく、美しいものだと思います。限界まで研ぎ澄まされた人間の窮極的美ではないかと。喩えるならそれは、まったく無駄のない究極の美ともいうべきフォルムと機能性を持った、日本刀のようなものかもしれません。

・練習の過程で培った、共演者に対する強い信頼感。そして、共演者からの信頼に自分が応えられるかどうかという不安感。その二つの相反する感情にはさまれて、キリリと引締まった、全く無駄も隙もない表情は、絵に描かれた、戦場に向かう兵士の表情にも似た悲愴美をたたえて居るように見えるのです。

 私はそんな、引締まった表情が大好きなのです。男女に関係なく、惚れますね。