明日を捜せ

 考えに考え抜いて気付かされたこと。私は不運だったが、幸福だった。よい友人も得たし、良い思い出は尽きない。
 これから先、更なる不運が待っているだろうし、恐らく今よりも幸福になることはあるまい。それでも、生きてゆかねばならないのだろう。人は皆、原罪を背負って生きているのだから。


 敢えて言おう、今、私は幸福である、と。


 明日の私は、変わると思う。