思惟

 病名依存

・社会集団の多元化がもたらす個々人の帰属意識の希薄化が、アイデンティティとしての病名を求めて疾病に罹る人々を生むことがあるのではないか、といった事を書こうとしたのですが、途中で引用するつもりでいた、鷲田清一さんの論文が見つからないのでもう…

昔の日記から

◆何かがおかしいのではないか。皆が、何か被ったり目隠しをしたりする様にして、見なくてはいけないものを直視しない様にしているのではないか。 遮眼帯。あの、競走馬がわき目を振らない様につけるあの眼帯のようなものを着けて、核心の部分を、それを直視…

悲観主義と楽観主義

◆悲観主義者は過去の失敗から未来を「暗く」予想し、楽観主義者は過去の失敗に学ばない。 枕もとの水差しをうっかり倒した時に、悲観主義者は、二度と枕もとに水差しを置かなくなる。何故なら、未来にまた同じ失敗を「必ず」繰り返してしまうと信じてしまう…

 独楽

今日は家族が皆外出しているので、昼頃起き出して、フリー素材サイトを巡ってBBS用のアイコンを探したり、家事に忙殺されている内に時間が過ぎて行きました。そうやってなにかに無心になっている時、たとえばキッチンのシンクを金属磨きでピカピカに成るまで…

 夢のあとに

ようやく気分が落ち着いてきて、少しは冷静な判断が下せるようになって来た。あの悪夢の要因は恐らく2つ。ひとつは、朝の冷え込みに備えた布団が、昼も近くなり不用のものとなり、それが熱を持った所為で不快感をもたらし、夢見に影響したのだろう。 そして…

 ごとうの夢は夜ひらく

今日は朝から医者に行かねばならぬというのに、眠れぬままにこのような駄文を綴っている。眠れぬといっても不眠症のようにつらいものではなく、単に昨日の朝惰眠を貪りすぎただけの話だ。生活が夜型になってしまったことも一因ではある。 思惟するなら夜更け…