掠奪の果てに

・昨日日記を更新できなかったのは(精神的に)厳しいことが幾つも重なって鬱々としていたからです。(あとちょっと風邪気味だった。)

・なんだか、いろんなことに疲れてしまって。でも、それは多分僕のわがままで。

・僕は、「その場から楽しみや色々なものを掠め取ろうとしてはいけない。その場に、自分が何を持ち寄ることが出来るかを考えるべきだ。」という考えを信条にしています。

・その考え方を知ったのは、AAの出版物や、仲間の言行なのです。


・かつて酒を飲んでいた頃、飲み会であれ、様々な種の集まりに出席する際に、「何か面白いことや良いことがあるんではないか」と期待して出かけ、結局肩透かしを食ったり、人の輪に入っていけなかったり、面白くない思いをしたりして。

・そんなとき、惨めな自分を糊塗するかのように酒の酔いに身を任せたり、いかにも面白くなさそうな顔をしてその場を抜けて、一人で飲んだりしていました。

・なにか楽しみを掠め取ろうとして、今までそれでうまく行ったことがあったかといえば、ほとんどがNOだった。それで結局面白くないような気分になってばかりで。

・だから、ちょっとばかり生きる姿勢を変えてみているのです。掠め取ろうとしなければ、面白くなくても、なんら失望することもない。何かを持ち寄れば、それで誰かを喜ばせたり助けることが出来るかもしれない。出来なくても、損失はない。そう思うようにしてみたのです。

・この話をすると、たいていの人は「ストイックすぎる」とか、兎角否定的にとられてしまいます。でも、僕にはきっと、その種の姿勢が必要なんだと思っています。


・昨日、色々あって疲れた気持ちで、「でも、AAに行けば、仲間もいるし、きっと力をくれたり、何か面白いこともあるだろう、気も和らぐだろう」と思いながらAAに顔を出して。でもやっぱりその考え方は間違っていて、結局余計に疲れて家路につくことになって。

・勿論、AAのミーティングで話をさせてもらったから、気持ちが酒に傾いたりすることはなかったし、落ち着きはもらえたけれど。

・生き方をかえていくことはむずかしいなあ、と、つくづく思い知らされた一日でした。