コスプレイヤーズ

・気持ち悪い。胃がムカムカする。素人判断は良くないけれど、多分心因性ナウゼリン(10mg)とソラナックス(0.4mg)を飲んでじっと耐える。

・明日大学院の事務局に出頭して休学の手続きをしようと思っているのでそのプレッシャーもあるかもしれない。

・私は常々、そういった緊張を要する外出時には、普段と違う格好をするように心掛けている。そうすることによって外出の目的を(心理的・内的に)すりかえて緊張をほぐすようにしているのだ。

・例えばタイドアップの必要がないときでもスーツにネクタイをビシッと締めてさらにポケットチーフまで景気良く差し込んでドレッシーに装うことによって、外出の目的を「盛装して出掛けること」それ自体にすりかえて緊張を解いたりするのだ。

・それ以外にも、何らかの強制イベントがある場合、事前にそれ用にシャツやパンツなど買って、「イベントに出掛けるのが目的ではなくて、新しく買った服のお披露目のためにイベントを利用しているに過ぎないのだ」と無理矢理思いこんで、緊張しないように内的な注意を他所に逸らしてしまうのだ。

・この手口はこれまで度々使用してきたが、概ね成功したと思っている。

・このワザを教わったのは大学時代のさる友人で、彼は苦手な授業(ネイティヴ・スピーカーとの英会話授業)の口頭試験の際、全身白黒の(雪用?)迷彩服というとんでもない奇抜な出で立ちで現れたのだ。理由を問うと、「この格好で歩くだけであからさまに目立って注目されるので、試験の緊張を『見られている』緊張に刷りかえるんだ」という風なことをのたまった。(心理学で言うところの「原因帰属の誤り」らしい)その時は成る程と思ったものの、私は余り奇抜な格好をする度胸もないので、取り敢えず上述のようなことをやって誤魔化しながら今日までやってきた。

・さあ、明日はどんな格好で出掛けようかなあ。