不思議な梅干し

・私は小学生の頃より無類の梅干し好きで、一日一粒は欠かさずこれを食しておりました。しかしながら学校給食時や、外出時にはこれを食することが出来ず、いつも悶々としておりました。「ああ、いつでもどこでも食べられる梅干しが欲しい・・・」そんな折、友人に勧められたのがこれでございます。

梅干し純


こんなものを知っていてなおかつ私に勧めた友人(当時小学生)はとてつもない慧眼の持ち主であるとしか言いようがございません。中をあけると、

箱の中身
中身

この様になっております。梅干しの果肉を凍結乾燥させて錠剤様にしたものがアルミ箔様のパックに4粒入っています。(昔は5粒入りだった気がするのですが・・・)

・味は梅干しそのもの・・・というほどの酸味はなく、どちらかといえば塩辛い小梅のような味です。錠剤なので食感は非常にさみしい。けれど、いつでも食べられるのが非常に良い。その昔乗り物酔いに悩まされていた頃はこれを口に含むことで気分を良くしたりしたものでした。(当時はフリスクのようなものがなかった)。お店でお冷やでなくお茶が出たときなど、これを食せば気分は一気にアットホーム。そして、夏場に水分を採り過ぎて食欲が落ちた時など、これで塩分補給してやることで胃酸の出が良くなり、夏ばて防止にも役立ちました。

・高校に入ってから食べることがなくなり、ずっとご無沙汰していたのですが、先日地下鉄駅で売られているのを見つけて、懐かしさの余りつい購入してしまいました。

発売元はアサヒフードアンドヘルスケア株式会社(HP)で、関西では大阪市營地下鉄の主要駅売店で販売されているのを確認しています。他は存じません。(昔は京阪をはじめ私鉄各線の売店でも売っていた。あああ。15年という月日のなんと長いことか。)

・ちなみにこのサイトによると自衛隊ほぼ同じものが支給されているようです。